ぼくを魅了して止まない大地。人。
スペインの風景は旅を重ねるごと、ぼくの歴史になっていく。
毎年1月、ギャルリーソレイユにて個展を開催しています。
2017年
アンダルシア陽光
2016年
スペインの赤い大地
白い壁を縫う小路を、ぼくはどこまでも歩いていく。すると、ぼくの上から声が降ってくる。 「そっちじゃないわよ!広場に行くなら右にまがらなきゃ。」
見上げると、老婦人がベランダから身を乗り出している。
ありがとう! 片手をあげるぼくを笑顔が見送ってくれる。
ゼラニウムの咲く小路にカナリアの声がこだました…。
アンダルシアを旅して、もう40年の歳月が経とうとしています。
しかし、白い村を訪れる度に、ぼくは新しい気持ちになります。
涼しい木陰を見つけたら、さあ、スケッチブックを広げましょう。